PIWIS Tester 3
特別なPIWISテスター3。
導入
PIWISテスターU
パナメーラや、New911(991)からの診断はPIWISテスターUになります。
ポルシェ屋さんになったんですか?、と聞かれるほど敷地がポルシェで一杯になる事も。
車好きの夢はポルシェ!
いつの時代も変わりません。
※整備問合せは右上の赤いタグからお願いします。
TELでの問合せはご遠慮願います。
近年の電子化されたPORSCHEのメンテナンス/修理に欠かせないテスター PIWIS
配線図までシステム化された、ポルシェディーラー専用テスター。944、964〜997最新モデルまですべて使用出来ます。
●整備の問合せは、メールかFAXでお願いします。住所/氏名/電話番号/車両データが無い場合はお答え出来ませんのでご了承ください。
基本的にあまりやらない仕事ですが、私も少々かじった事がありますので、引き受けることにしました。
あまり参考にはならないのでご注意を。
●キャリパー&ディスクローター交換
通称赤キャリと呼ばれるもの、大きなキャリパーです。
ブレンボ製、ポルシェ純正品です。ステー、ボルト必要になります。
●オイルリターンパイプ
これからは、いよいよメンテナンスです。
このパイプ伸縮自在です。本来はクランクケースとヘッドを結ぶ伸縮しないパイプで4本あります。
根本のOリングからオイルが漏れるのがパターン。
でもこの部品を交換するにはエンジンを下ろしてヘッドを外さないとなりません。
たかがOリングで・・・。
そこで発明されたのがこのパイプ!。
それでも作業は大変ですけどね・・・。
●ホーンブラケット
あまり故障の少ないポルシェ。
ホーンが鳴らなくなったり、鳴りっぱなしになったり。このブラケット壊れます。
部品安いです。
●ウォーターポンプ
いよいよ、水冷世代のポルシェのウォーターポンプ交換です。
部品も心なしかカッコいい。
ガタツキ、異音、水漏れ、症状は同じです。
●サーモスタット
水冷エンジンには欠かせぬ部品。
ポルシェにって所が、空冷世代の私には不思議でしょうがない。
●ベルトプーリー
ボクスターのエンジンは整備する時に、屋根開けたり、シートの後ろ分解したりして面倒。
ファンベルトを交換する時に、距離走ってたりする場合は是非ともこのプーリーも。
滑らかなベルトドライブを蘇らせましょう。
●ショックアブソーバー 993
993は純正で車高調サス付き。でもアブソーバーが抜けちゃったらポルシェとは言えません。拘れば商品は色々ありますが、定番ビルシュタインで決めました。ノーマルがモンロー製だったのでおそらく乗り心地は激変するでしょうね。
●アッパマウント/ブッシュ
ハンパにいじるよりも完全なコンディションを保つ事がポルシェ維持の基本。
ついでに交換してしまいます。
●イグニッションコイル
エンジン不調!、早速、ポルシェ用診断機で診断!。
1番シリンダーミスファイア。
交換!完了! テスターは便利!。
●ドアロックアクチュエーター
あれ?リモコン効かない・・・。
故障少ないポルシェが何故!。
やっぱり壊れる所はみんな同じか・・・、ん?VWマーク?
流用してる・・・、やはり一族メーカー。
●スタビロッド
コレは世界共通の弱点、スタビロッド。
きゃしゃな部品ですね。安いので交換しましょ。
●ヒータブロアーモーター
そういえば、私のポルシェも壊れたっけ・・。ヒーターのブロアモーターとエアコンのブロアモーターが別々なのは空冷エンジンならではです。
●993/964 デスビベルト
964からツインプラグになりました。ツインプラグになると、当然デスビも2個欲しいですね。
その2個のデスビを繋ぐベルトです。
小さな小さなタイミングベルトです。切れると、遅い、不調、最悪はエンジンブローみたいです。
定期交換をオススメします。
●プラグコード
メンテナンスの基本、プラグコードも、ツインプラグの964は大変。
こんなに山盛りのコードになります。
今回は、ウルトラのコードに交換してみました。
●ベルトセンサー
ファンベルトに付いてるセンサー。あまり役に立ってない気がするこのセンサー。
壊れると、警告等が点きます。または、ローラーのベアリングがダメになり、キーキー音がします。安いんで交換してください。
●オイルプレッシャーセンサー
空冷エンジンは、多量のオイル使ってますからね。
油圧を測っている部品。オイル漏れちゃったらベース部分にもOリングが付いているので、それも交換しましょう。
●フラップモーター
エアコンが効かない、ヒーターが効かない。各メーカー壊れる所は同じ。
フラップモーターが温度調節してくれません。モーターなのか、コンピューターなのか、診断はPIWISテスターで即発見!。便利だ。
●冷却ファンのベアリング
911のリアエンジンを覗くと中央に見えるデカイ冷却ファン。空冷エンジンの顔ですね。
さて、でもその辺りからガラガラ音が・・・。こんなベアリング付いてます。
●オイルホース
空冷エンジンは冷却水が無い代わりにオイルが大量に入っています。そのオイルを車のフロントからリアまで循環させています。その為に丈夫な太いホースが付いています。丈夫でもダメになるんです。そうすると・・・オイル漏れます。
●RUFレンズ
911に昔流行したレンズ。まだBOSCHから購入出来ます。
ノーマル911のレンズと、微妙に形の違うレンズです。最高速340Kmのイエローバードに憧れて、よく交換したものです。
●タイロッドエンド
タイヤを右へ左へ、一番タイヤに近い関節とでもいいますか。
ポルシェのタイロッドはアルミ製です。こんなに細いのに丈夫なもんです。ガタついたら交換しましょう。
●エンジンECU ROM (964)
一昔前のBOSCH モトロニックコンピューター用です。
以前、ROMチューンといえば高額で、私には手が出せませんでしたが、今はとてもリーズナブル。さて効果の程はどうでしょうか?。
●APR エアフロキット
80年代に主流だったフラップタイプの高額なエアフロが壊れたら、いかがでしょう?。
その次世代のホットワイヤタイプのエアフロに変更です。
日産製のエアフロを流用するってのがいかにも!ですね。日産って、走り屋、シルビア、180SXの改造車が溢れてるチューニング屋のにおいが・・・。トヨタってそんな感じしないのは私だけかな?。コントローラーも付いて楽しそうです。
●ソフトトップ
オープンカーの悩み・・・。幌の劣化。更にスクリーンの劣化。困りますね。
純正部品高いし。
では、この社外幌に交換しましょう。米国から取寄せます。
少々安っぽく、熱線の端子もリアシェルフに干渉しますが、充分です。
少々小さいけれど、リアガラスは助かりますね。
交換はそれなりに大変です。
●ソフトトップ マイクロスイッチ
あれ!ソフトトップが開かない!。閉まらない!。
このスイッチ達が怪しいです。ボクスターは3個付いてますが、どれが壊れてるか診断機で見れません。ダメなスイッチを、一つ一つ潰していきます。
●ソフトトップ リレー
デュアルリレー、ソフトトップの動きを管理してます。
ポルシェのソフトトップは滅多に壊れないと思いますが、壊れると診断は面倒ですね。
素晴しい空を手に入れる為に、頑張って直しましょ。
ステアリングギヤボックス 964
ポルシェにパワステが付いたのは、964から。
オイル漏れとかね、やっぱり、便利、快適機能が壊れるという典型的事例。
●燃料ゲージ
浮きが付いていて、上下に動く。
動いてる所には、扇型の接点、ボリューム型のセンサー。
世界の車、ほぼ同じ構造です。
最も使う場所(メーターの針があるとこ)が痛んでダメになります。
いつもガソリン満タンの人、いつもギリギリの人。均等に使いましょう。
しばらく乗らない時は空タンクは避けましょう。
●スピードメーター
文字盤の痛み、モーターギヤの破損、私の911もイマイチでしたね。
買うと、ビックリ価格!!。
では修理しましょう!、この様に新品の様になります。
●ポルシェホーン
パーーー?、ピャーー?、何と表現していいのか・・・。
ポルシェのホーンサウンド。
鳴らしても、ドケ!とか、危ねんだよ!みたいなトゲが全く無いサウンドです。
ポルシェに乗ってる人は、世界一良い音だと思ってるんです。(私もでした)
●ストーンガード
以前から、ポルシェの迫力のリアフェンダーにあるもの。
張り出したフェンダーには飛び石が当たります。
少しでも塗装を守る為に厚いシールが貼ってあります。
交換は大変です。
●ステアリングラックブーツ
壊れにくいポルシェも当然ステアリング付いてます。
当然、世界共通な壊れ方します。
車検通らない定番部品です。
●ドライブシャフトブーツ
壊れにくいポルシェも当然ドライブシャフト付いてます。
当然、世界共通な壊れ方します。
車検通らない定番部品です。
●バックランプスイッチ
マニュアル車の定番トラブル。
バック入れても、バックライト点きません。
今回は、このスイッチの配線がドライブシャフトブーツに当たってショートしてたみたいですね。
●オープン用、ロッド
ボクスターのオープントップを動かすロッド。
関節が、プラスチック製なので、劣化してパリン!です。
●トランクロックアクチュエーター
ボクスターのリアトランクが開かない。
作動してる音はしてるんだけど・・。
このパーツのワイヤーが切れてる可能性大!。
●クラッチペダルブッシュ
小さいとこだけど、効果絶大。
クラッチ軽くスムーズ。
遊びも消えます。
●オルタネーター
ポルシェのオルタ(充電機)はどこに付いてるでしょう。
ポルシェ乗りなら簡単ですよね。
故障って続く時は続くもの・・・2台立て続けでした。
● ティプトロスイッチ
マニュアル車が多いポルシェなのであまり馴染みのないパーツ。
ティプトロニックには当然、オートマチック車特有のトラブル出ます。
● パワーウインドーレギュレーター
言わずと知れたパワーウインドーのパーツ。窓枠が無くなってから、トラブル多発です。
●エアマスメーター
そうそう、エアマスセンサー。
作ってるメーカーは同じだから、ポルシェも例外無く。
加速不良など。
●ファンベルトプーリー
空冷エンジンのファンベルトの張りは、他の車みたいに自動で調整したりしません。
新品交換したら、伸びた頃、もう一度張り直すのがおススメ。
それでも、しっくりこない場合、これ交換してみましょう。
減ってきます。
●TPMセンサー
タイヤの空気圧を見てるセンサー。
4輪全部に付いています。
取付位置が変わるだけでも、再登録必要。
新品交換時は、センサー固有のIDをコンピューターに登録します。
診断テスターが必要です。
※使用期限切れになります!。
●ドアスイッチ
ポルシェの様に、基本クーペモデルだとドアを開閉時にウインドーが少し下がり、車内のエア抜きをします。
そのタイミングを見るのに、内側のハンドルにも外側のハンドルにもセンサー(スイッチ)が付いてます。
長期間、使わないと固着したりします。
●冷却水リザーブタンク
ポルシェはVW系なので、タンクも製造メーカー同じ。
この樹脂性タンク、圧力でヒビ入るのも一緒。
暖気後、じゃじゃ漏れ。
●プラグホール Oリング
水冷になってから、タペットカバーパッキンがありません。(シーラーでがっちり固まってます)
でもオイル漏れはします。
ここからです。
●ステアリングラック O/H
パワステオイルが漏れまくり。
新品50万 リビルト30万 米国並行でも25万 高っ!。
自社リビルトしかないな・・。
今はネットに情報沢山載ってて、良いですね。
リビルト結果は、完璧!!。
●クラッチ O/Hキット
ポルシェの9割近くがマニュアル?。(弊社では)
いつの日か、必ずやってくるクラッチO/H。
●インタミベアリング
水冷と言えば、インタミ問題。誰もが知ってる常識になってるのが逆に怖い。
それを、解決すべくわざわざ米国から工具と強化パーツを取り寄せてみたら、非公開リコールなるサービスキャンペーンで顧客に封書が!。
嬉しい反面、このタイミングって・・涙。
祝:インタミに怯える日々が終りました。
○カムセンサー
PIWIS2で楽々診断
交換はちょっとだけ大変
●プロペラシャフト
カイエンとトゥアレグで同じ品番です。
センターベアリング部のブッシュ切れます。
そこだけネットで格安で売ってますが、辿ってくと必ず、お隣の大陸製。
大事な所だけに、どうしようか迷う所・・。
大陸直販価格は¥3000位。(日本では¥9800)
危険と判断、純正の並行パーツで交換完了。
●ライトスイッチ
W124レベルの頑丈なライトスイッチ。
多分メーカー同じ、壊れる時は壊れます。
14年ももてば、充分です。
ポルシェは壊れると思ってるかた、ポルシェは壊れません。
●プログラムアップデート
時代は変わり、車もハイテクに。
世界中の車が、パソコン背負って走ってます。
Widows Updateしないといけません。
故障じゃありません。
そのお車に最も良いプログラムが出来たら、上書きするんです。
●リアゲートモジュール
電動リアゲートは楽チンです。
珍しい例かもしれませんが、モジュール故障です。
コーディング必要。
●ウォーターパイプ
カイエン乗りに知られた定番トラブル。
V型エンジンの谷間に沢山の水が通るパイプが通ってます。
樹脂製のパイプをアルミ製のパイプに交換します。(アルミでも漏れるのありましたが・・・)
あまり放置しておくと、この谷間の底にはセルモーターが・・・。
●油温センサー 993
空冷はオーバーヒートしない?。
そんな事はありません。別名、油冷エンジンです。
安い部品です。
●エアバック/クラッシュセンサー(997)
997、トラブル少ないポルシェもセンサートラブル、出てくる頃。
診断機で故障診断は速攻ですが、作業は面倒。
●PSM (996)
ポルシェ スタビリティシステム マネージメント
滅多に壊れませんが、壊れると大変なポルシェ。
症状は試運転すら危険な状態・・・、やっとECU不良にこぎつけた・・・た、高い・・。
いつも高額ECU交換は、精神的にくるー。
ちなみに、新型テスターのPIWISーU持ってても作業不可!。
PIWISーT持ってないとコーディング出来ません。
古いテスター捨てちゃダメですよ!。
●キーシリンダー
VWと共通のIGスイッチの在庫が無くなってきました。
デットストックを使い切り、いよいよキーシリンダーASSY交換に入りました。
ちょっと品質イマイチ。
ポルシェらしからぬ。
●サーモスタット 964 空冷エンジン
水冷じゃなくてもサーモスタットは付いてます。
常にメーターの水温が半分以上挿してる様なら、交換しましょう。
テスターで見ると、115度位になってます。
エンジン痛めないように、お早めの交換を。
●ヒーターコア
水冷エンジンになったら壊れない訳がない。
ヒーターコアから水漏れ。
漏れた冷却水が室内に大量に入って来るので困りもの。
●フロント
ポルシェのフロントの配電盤コンピューター
ベンツのSAM、ボルボのCEM、BMWのGMみたいな感じ。
同業者様から、社外テスターでコーディングがうまくいかないとの事で入庫。
●ティプトロ ATマウント
劇的に変わる一品。
ティプトロポルシェを愛するお客様、いかがですか?。
●993 シフトリンケージブッシュ
ギヤが入りにくい、バックに入らない、難い等・・・。前兆もあります。
粉々、バラバラになってしまいます。
これだけ古けりゃ、仕方ない。
逆に、こんなもんで済んでるだけ、空冷ポルシェの設計はムダが無い。
●ウォーターポンプ&サーモスタット (マカン)
とうとうマカンもこのあたりの劣化が始まりました。
面白いのは、その造りです。
ポルシェっていつも凄いです。
このサーモスタット交換方法はお見事としか言えません。
無駄が無いです。
ポルシェエンジン開発者。
●ピストン首振りによる異音 997
インタミ解決後に続く、水冷エンジンの持病。
タペット音の様なカタカタ音。
噂では聞いていましたが、今まさに実車確認です。
内視鏡で4番シリンダー壁を確認すると、残念ながらシリンダーはピストンの動く方向に無数のキズが付いています。
これはどの様に直そうか・・・。
●カブリオレTOPモーター
空冷ポルシェの修理は無くなりません。
中には部品供給が終わり、リビルト品のみの供給も。
こちらそのリビルトモーター。
●エバポレーター
交換作業は、燃料タンク外して、ヒーターユニット外して分解です。
大変です。
空冷ポルシェはこんな修理も躊躇なく実行されます。
今時のクルマ乗りでは、お買換えですね。
●コンデンサー
空冷ポルシェのコンデンサーは小さくて分厚い。
ACコンプレッサーがクルマの一番後ろで、コンデンサーが一番前。
リアエンジン車は、エアコンシステムの取り回しが長くて効率悪いです。
完璧にしても、効きはもう少し。
私の930も昼間は冷風機レベル、夕方以降は抜群の効きでした。
●ウォーターポンプ (991.2)
ポルシェ911(991.2)のウォーターポンプはシャッター付き!。
W212のE350dでしか見たことがないですね。
早く水温を上げる工夫ですね。
交換後は真空チャージ&テスターによるエア抜き必要です。