Automobile Service Specialist
国産車、輸入車 問わず、エンジンオイルのロングライフ化、ATF無交換化が進んできました。機械的に進化した、オイル性能、添加剤の性能が良くなった等が理由との事ですが・・。ディーラーに持ち込んでも、ATF無交換なので(エンジンオイルも距離が達していないので)・・と交換を断られます。これは車にとって良い事?悪い事?。常に修理現場にいる私達からみると、こんな見解も・・。●車の完全消耗品化 (使用期間 約5年、約10万キロで、車ごと代替、消費が進みメーカーにも経済にも良し)車はその間だけの耐久性だけが求められる。●高級車ほどATF無交換 (CVT、DSG等、種類別のAT構造はそんなに変わらないのに?)高級ブランドというジャンルゆえ、永く、直してまで乗る客はターゲット層でないとメーカーは考えている?。(確かに新車でこのクラス買う人の多くは、いつまでも乗りません・・)●中古車として世に出回る頃には、じゃんじゃん壊れて、また部品が売れてメーカーにとって一石二鳥!。●交換方法や、オイルの種類等、特殊な事があったり、初期トラブルに合わせ、メーカー指定オイルも途中で変更になったりと(一般公開無しです)、どこでも何でも交換されても逆に困るからという理由。●最近、進化したATに合わせ、交換する為の特殊工具を持っていない、交換方法がわからない、診断機が無いと出来ない・・・から交換しない事をオススメしてるとか?・・・。ー現実ー○3回目の車検を取り、そろそろディーラーのセールスマンが相手にしなくなる頃、弊社に来て、必死に修理相談している。○オイルゲージはコゲコゲ(当然内部も)ATFは真っ黒(シフトショックやスベリが出始めてる)既に距離は8万キロを超えている。でもまだ乗りたい・・・。今更・・・。○きちんと指定オイル種類を調べ、間違いない交換さえすれば、オイル交換したから壊れるなんてありえない。※、交換したらから絶対壊れないと言う事もありませんが・・・・。車は機械、新車か新古車で購入し、7年位乗って代替え!(これが一番賢い)それをもっと長く乗りたいなら、オイル交換ケチっちゃダメ!!。ATFは、過走行車やトラブルが出始めていたら、もうオイル交換は引受け出来ませんので、最初の3万`で岐路が来て、その後の乗り方を決めるでしょう。※画像は最近交換したATF。元の色(赤?緑?黄色?)が判らないほど、黒いです。残念ながら、このオートマミッションはそう長くはないでしょう・・・。