弊社で100台以上も維持管理させて頂いてます1.5Lディーゼルエンジン搭載車両(プジョー/シトロエン/DS)ですが、殆どトラブルも無く初期納車から7年を経過しました。
ここにきて走行距離が大幅に伸びるヨーロッパ現地から、よろしくない故障事例が多数聞こえてきました。
内容は、2本のカムシャフト(インテーク側)(エキゾースト側)を繋ぐ所だけタイミングチェーン(7ミリ)を使用していますが、そのチェーン切れです。(基本はタイミングベルト式です)
切れた時の症状はエンジン始動不能です。
ヨーロッパではエンジンオイル粘度を0W−20から5W−30へ変更したり(弊社では当初からユニルオパール5W−30)特別保証(厳しい条件クリア必要、ディーラー以外でメンテしたクルマはダメとか・・)して対応していた様ですが、とうとう(8ミリ)チェーン変更のリコールが出た様です。(EU圏のみ)
日本国内での使用は走行があまり伸びないので、8ミリチェーン変更のリコールは出ない可能性もあり、弊社では独自で対策準備はしました。
(日本国内でのリコールは低コストの変更や超低コストのプログラムアップデートばかりで、よく壊れる所はリコールになりません・・・大昔からですけどね)
原因 ▲2022年12月生産分までのエンジンはタイミングチェーンが7ミリです。
◎2023年生産分からはタイミングチェーンが8ミリになります。
この7ミリのチェーンと8ミリのチェーンの現物を比べてみますと、かなり違います・・・。
★今回、弊社が用意したチェーン切れ対策は2パターン
❶タイミングベルト+ウォーターポンプ交換をしながら、少し足伸ばして7ミリのままタイミングチェーンとテンショナーのみを交換する。 (NTN製)
❷タイミングベルト+ウォーターポンプ交換をしながら、アップグレードで8ミリチェーン+カムシャフト2本、カムシャフトハウジングを変更する。ドイツ製
幸いな事に、この1.5Lディーゼルエンジンは大きな世界シェアを持つエンジンなので、部品も純正、社外品、豊富に揃っています。
チェーン切れが起きてしまわないうちに手を打ちたいのですが、メーカー側がこのリコールを日本国内で出すかどうかの動きも考えながらの対策になります。
ヨーロッパでは100万台位該当するようです。
★発表されるかわからないこのリコールを待たず、走行が伸びてきた場合は相談させてください。
たとえ弊社で対策後にリコール発表があったとしても、低価格でタイミングベルト+ウォーターポンプのメンテナンスしたと思えば、価格面でご納得頂ける様に努力しました。
7ミリチェーンのままでも緊急性はありませんが、日ごろから無理なエンジンブレーキは避け、アイドリングストップ機能もOFFでご使用を心がけ、エンジンオイル交換はマメに行ってください。
※注意 1.6L/2.0Lディーゼルエンジンと、2023年以降の1.5Lディーゼルエンジン、1.2Lガソリンエンジンには該当しませんのでご安心ください。
※8ミリチェーン対策エンジン搭載かどうかは車台番号からでも、カバー形状でも判断可能です。
自分でも35年間、輸入車ライフを楽しんでますが、お客様にも安心して長く快適に低価格で乗れる様、様々な努力しております。
この1.5Lディーゼルエンジンのノウハウも極め、対応していきますのでご安心ください。